1974年（昭和49年）にオープン工法化されたツーバフォー工法（以下2×4と略す）はその欧米風の斬新なデザイン、優れた耐震・耐火性能と相まって日本国内に着実に定着しつつあり平成23年までに累計で200万戸が建築されています。当社は1996年（平成8年）に2×4コンポーネント事業部を創設して以来、今日に至るまでに蓄積したパネル生産技術、フレーミング工事技能により随時その規模を拡大して参りました。特に木材選別には最新の注意を払い、床鳴り防止処理を行った高精度のパネル製品は、多くのお客様からご好評を頂いております。
中部地区No.1の２工場で月間70棟の生産体制。
壁、屋根、床の部位別パネルをそれぞれ2ライン体制で生産しています。
高度なスキルで付加価値の高い生産体制
もともとアメリカで考案された2×4工法は日本独特の「靴を脱いで生活する」様式を前提としていないため、
床鳴りの防止など日本仕様にする必要があります。それらの加工を施すのはもちろんのこと事前加工による
作業効率化を最大限に発揮するシステムや環境に配慮した処理を施すハイレベルな生産活動を行っています。
設計から部材加工、施工までのワンストップ体制
月間70棟の生産能力を生かした大型物件の生産、設計のサポート能力は他社にない優位性と自負しております。
構造検討・構造計算書の作成、耐火構造検討、建て方支援まで豊富なネットワークを誇る当社営業店と連携し、
安心のワンストップサービスサポートシステムを構築しています。同時に取引先工務店様には、積極的に
技術ノウハウの提供も行っています。
高性能な2×4加工機
直輸入の豊富な材料を確保
2×4工法住宅の骨格にあたる構造体の設計を支援します。
２階建物件では、1階・2階の床組・壁組と小屋組の組上げ構造体の設計を行います。3階物件については、構造計算を行ったうえで、構造設計図を作成します。もちろん各構造体設計は合板配置を含んでいます。
2×4工法住宅の構造設計から作成された部材表、各組上図を基に部材の加工を行います。好立地に位置する2×4専用工場にて、長さ加工、合せ柱、乾燥などの現場直結の部材の加工を行い、タイムリーに供給します。こうした加工はコンピュータによる設計仕様書に基づき行われています。
2×4工法住宅は、床、壁、屋根の各部材を工場内にて作成することができます。工場生産を行うことにより、生産性の向上と製品の品質の一律化が可能になり、コストダウンを図ることができます。パネルの制作には建築現場の施工経験が重要なファクターになります。
2×4工法住宅の骨組み部分の施工を「フレーミング」と言い、フレーミング工事は一般には木材納入会社が担当しています。
当社でも、フレーマーと呼ばれる外注の技術者（大工）と契約して受注物件のフレーミング工事の施工・管理を行い、取引先工務店様に引き渡します。
