ヨーロッパでは、エネルギー価格の安定や中央銀行による利下げサイクルの停滞を背景に、域内の建設需要が緩やかな回復基調にある。
故、産地サイドは安値で日本向けに振り向ける動機が薄れている。
日本マーケットでは、コスト高のWWを敬遠し、杉羽柄材などへの代替模索が続いているが、国産材の供給も限定的であるため、結局は割高なWWに戻らざるを得ない『消去法的な回帰』が見られるかもしれない。
足元の東京木材埠頭の在庫データを見ても、出荷が堅調な一方で入荷は横バイであり、在庫の減少局面が鮮明になっている。
今後、欧州からの供給がさらに絞り込まれ、住宅着工状況次第では、一時的な需給逼迫を招くリスクが極めて高まっている。
流通在庫の減少が相場の下支えとなり、高値圏での膠着状態は当面継続すると予測される。