アメリカでは、戸建て住宅着工数・許可件数ともに減少している。
今後も、戸建て住宅はFRBの金融政策や景気動向に大きく左右される為、建設業者は新たな住宅の建築において慎重な姿勢を崩していない。
一方、変動が大きい集合住宅は、大幅に増加している。
戸建市場は、高金利と高在庫の影響で軟調に推移しているが、集合住宅市場は、手頃な住居を求める若年層の需要に支えられ、比較的、堅調に動いている。
アメリカの住宅需要は落ち着いている様に見えるが需要期に向けてどの様に動いていくかで、今後の日本市場に対する米材価格の立ち位置が決まると思われる。