ヨーロッパでは、生産コスト増と国内需要の構造変化が重なり、大きな転換期に待ったなしの状況。
欧州のサプライヤー側では、インフレに伴う原木調達費や人件費、輸送コストの上昇が深刻化しており、採算の合わない日本マーケットから他地域へ供給をシフトさせる動きを更に強めている。
この影響で、2026年第1四半期のオファー数量は半減しており、供給不足感から価格の値戻しが進む見通し。
また、東京港の在庫が大幅に減少傾向にあり、特に間柱類の特殊サイズは品薄感が顕著になっている。
しかし、需要の主体が杉製品へと移行しているため、WW間柱の市場地位は低下している。
集成材については、産地価格の上昇や供給のタイト化を背景に、プレカット工場や国内メーカーが慎重な姿勢を崩していないものの、在庫減に伴う今後の価格反転の可能性は極めて高い。
全体として、欧州からの入荷減と国内の在庫調整が加速する中で、『コストプッシュ型』の価格上昇圧力が強まる局面になっている。