ヨーロッパでは、段階的な金利低下により緩やかに景気回復基調が続く。
未だ、欧州圏内の国々で需要にバラツキがあり、力強い回復には程遠い。
ドイツやバルト三国では需要が上昇しているもの、相変わらずフランスは低調。
集成材の原材料であるラミナを含め欧州製材品の先物契約の数量は限定的であったが、価格は現地12月積まで高値でクローズしている。
また、ここ数ヶ月間の契約量は非常に少なく、年明けの入荷数量に直接響いてくるが、需要の盛り上がりに欠け、供給が少なくても需給バランスは保たれると予想される。
例え、欧州材に欠品が生じても国産材へのシフトが進んで来ている為、市場が混乱するとは考えにくい。
今後は、いつまで日本マーケットが欧州材に頼るのかが焦点となる。