ヨーロッパでは、緩やかに景気回復基調が続いているものの、欧州圏内の国々で需要にバラツキがある。
ドイツやバルト三国では需要が上昇傾向ではあるが、フランスなど継続して低調なマーケットもあり、一気に景気回復とはならない。
現地では、特にホワイトウッドの原木不足が続いており、価格も高騰中。
もう少し時間をおけば、価格はもう一段階上昇すると見られる為、現状の伐採意欲は高くない。
併せて、集成材製品の原材料であるラミナ価格も高い水準を維持しており、日本マーケットがどの様に追随するか注視する必要がある。
また、年末に向けて欧州材製品の入荷は一段と低水準になる為、供給量に難が残るが日本国内の需要に盛り上がりがなければ、需給バランスは保たれる可能性がある。