ヨーロッパでは、建設市場に公共投資や民間投資の流入が増えてきており、持続可能な建築への関心が高いことから、今後も緩やかに成長していくと予測される。

しかしながら、経済的な不確実性や高金利の影響は依然として存在するため、力強い需要回復には課題が残る。

継続している原木価格の高騰や、人件費、電気代などにより製品生産コストが上昇しており、供給量も減少傾向になっている。

現地サイドでは、採算が合わない製品をつくるぐらいなら日本マーケットへの供給量を絞る意向は変わらない。

先物契約の交渉も難航しており、更に今後の入荷量も限られていることから秋口から冬にかけて在庫薄が予想される。