ヨーロッパでは、インフレの落ち着きと利下げによって経済は持ち直していくとの見方が強い一方で、米国の追加関税や内需の減速など、先行きには警戒すべき点も多い状況。
日本市場における欧州材価格は、ユーロ高と円安の影響が大きな課題となっており、為替の要因だけでも前年比で約6%のコスト増になっている。
加えて、現地の原木高や人件費のコスト高で日本向け製品を製材しているメーカーは採算割れが続いている。
故、採算の合わない日本市場への供給には消極的な姿勢を見せ始めている。
各メーカーは生産量を調整して対応しているが、現地のコスト高を考慮すると製品価格の更なる上昇は避けられない状況。