杉・桧の原木供給は天候不安定や保育作業の為、引き続き低水準。

加えて、虫害被害が大きい地域もあり良材の原木は集材し難い。故、原木価格の高止まりが続き、製品価格の上昇傾向も変わらない。

また、国産材市況を左右する要因の一つである外材価格が、為替や現地コスト高などの影響を受けて段階的に上昇することを鑑みると、代替である国産材も当面は強含みで推移すると思われる。

現状、桧土台・柱・母屋、杉羽柄材・下地材の引き合いが強く、値戻しも散見される。

今後、住宅需要が盛り上がれば、特定の製品で需給バランスが崩れ、急激に価格が上昇する可能性が高い。