アメリカでは、住宅着工・許可件数ともに減少傾向。

未だ、トランプ関税による資材高の懸念が払拭されず住宅価格の上昇は続いており、建設業界に大きく影響を与えている。

また、低金利で住宅ローンを組んだ既存住宅保有者が、金利上昇による買い替えの負担を避ける「ロックイン効果」により、中古住宅の売り物件が出にくく市場在庫も少ない。

一方、フロリダなどの地域ではやや住宅在庫が増加しており、価格も横バイまたは若干の下落傾向で地域差が出始めている。

いづれにしても、アメリカの住宅需要次第で、日本マーケットに対する米材価格が変動する事は明らかであり、絶えず注視しなければならない状況が続く。